車椅子の子育てを優しくサポートする平屋的住宅
お施主様より
実は、僕らは間取りや内装を優先していて、外観は二の次と考えていました。でも、KOGANEZAWA STYLEは2種類の外壁材と片流れ屋根を採用した個性ある外観を提案してくれました。工事中からそのフォルムや色使いがかわいらしいと、妻は大喜び。僕も仕事帰りに片流れ屋根が目に入るたびに、自分の家に帰ってきたという気持ちになります。これから、この外観をより引き立てる外構や庭を整え、さらに魅力あるマイホームに育てていきたいと思っています。(Sさん)
目指したのは室内にいながら
外の世界を身近に感じられる家
7年前、お子さんが生まれたのを機にウトナイ地区に立っていた戸建て住宅を購入したSさんご夫妻。ところが、車椅子で生活するお子さんが成長するにつれ、2階に寝室があった旧居での生活に限界を感じるようになったといいます。
住み替えを決意したご夫妻は同地区に本社を構えるKOGANEZAWA STYLEを訪問。「旧居の売却からとても親身になって相談にのってくれたのが嬉しかったです。地域の信頼が厚い会社が間に入ってくれたことで、希望していた宅地も購入でき、スムーズに家づくりを進めることができました」と、奥さんは話します。
プランづくりでご夫妻が最も大切にしたのは、1階でお子さんの暮らしのすべてが完結できる平屋的な間取りでした。「KOGANEZAWA STYLEの住まいは、ほたて漆喰やカラマツなど北海道の自然素材を多く採用しているのも魅力でした。自然に五感で触れられる空間は、室内生活が主になる子どもにいい刺激を与えてくれると思いました」。
さらに、KOGANEZAWA STYLEは車椅子がすっきり収まる広い土間、ワイドスパンのサッシを採用した大開口のあるリビングを提案。「外の音や自然の光がふんだんに入って、室内と屋外もバリアフリーでつながるプランができ、子どもが過ごしやすく、毎日が楽しくなるような配慮が隅々にまで行き届いた新築計画ができました」と、奥さんはプラン時を振り返って話します。
リビング・ダイニングに隣接して子ども部屋をレイアウト。壁には淡いブルーに調色したほたて漆喰を採用
車椅子でも使いやすいよう、介護がしやすいようにと、スペースを広く取ったユーティリティとトイレ
自然な空気感と温もりに
身も心も安らぐ本物のわが家
2025年3月、たびたび現場を訪れ完成を見守ってきた新居での暮らしが始まりました。車椅子でスムーズに移動ができるよう、壁を極力減らした1階には、庭とつながる大開口と吹き抜けが設けられ開放的な雰囲気。「空間を広く取った水まわりやトイレに、無駄のない動線。子どもが起きてから学校へ出かけるまでワンフロアで効率よく準備が整うので、毎日の朝の時間にもゆとりが生まれました」と、奥さんは声を弾ませます。
暖房には、床下土間で暖めた空気を24時間室内に循環させる「BEシステム」を採用。暖房器具のないフラットな床は、車椅子の動きを妨げることもありません。「安全性が高く、床が優しい暖かさを保ってくれるので、素足が好きな子どもには最適な暖房でした」。また、壁に採用したほたて漆喰も調湿性に富み、自然な空気感を保ちます。「クロスにはない質感の良さ、照明や自然光によって生み出される陰影が美しく、つい見入ってしまうんです」。
吹き抜けでつながる2階には寝室のほか、予備室を兼ねるSさんの趣味室も実現。空を大きく切りとる窓辺には、カウンターも造作。「ここから、新千歳空港を離発着する飛行機もよく見えます。思い切って住み替えたことで、心から満足できる本物のマイホームができました」と、Sさんは嬉しそうに話してくれました。
自然素材ならではの質感と艶を持つほたて漆喰で仕上げた壁は、奥さんのお気に入り
玄関前には外と内の緩衝空間となる風除室を設けた。玄関ドアは引き戸タイプを採用
1階にクリーム色の窯業系サイディング、2階に赤いガルバリウム鋼板を用いたツートンの外壁と、片流れの屋根が外観を個性的に演出
